だれにも相談をせずに尼になってしまった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(16 関屋)」(1914)
覚悟人生に絶望し、すべてを捨てる決断をするとき
人は高塔であった。馬は山であった。豚は丘のごとく、鶏は城楼と見える。
中島敦名人伝」(1942)
驚き新しい世界が見えたとき
組織のないテロリズムは、最も悪質の犯罪である。
太宰治黄金風景」(1939)
怒り無責任な暴力や破壊行為を目にしたとき
「なくてぞ人は恋しかりける」とはこうした場合のことだろうと見えた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(01 桐壺)」(1914)
無常失ってから初めてその人の大切さに気づいたとき
失われたものは帰って来ない
中原中也山羊の歌」(1934)
諦念大切な何かを永遠に失ったと悟ったとき
永久の未完成これ完成である
宮沢賢治農民芸術概論綱要」(1926)
覚悟何かを完璧に仕上げようとして行き詰まったとき
見ないでいることは堪えられない気がするのもにわかな愛情すぎるね
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(18 松風)」(1914)
慈愛子供への愛情が溢れているとき
自分を忘れる工夫をすることじゃ。
下村湖人論語物語」(1938)
諦念自分にとらわれて苦しんでいるとき
けれども本当の幸いはいったい何だろう
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
無常人生の目標を見失ったとき
流転の相はこの通りだ。昼となく夜となく流れてやまない。
下村湖人現代訳論語」(1949)
無常時の流れを感じるとき
非人情でなくっちゃ、こうは動けませんよ
夏目漱石草枕」(1906)
悟り人生の距離感を保ちたいとき
変態的な理屈である。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
驚き自分の行動を客観視するとき
進潮、退潮、潮よく動いて海長えに清く、春季秋季、よく移って年永く豊かならんである。
幸田露伴努力論」(1912)
調和人生のリズムを見失いそうになったとき
体中とても血の回りがよくなって大変いい気持ちです。
宮沢賢治セロ弾きのゴーシュ」(1934)
希望誰かの役に立てたと実感したとき
「ポチは死んだよ」と言った。
有島武郎生れ出づる悩み」(1918)
悲しみ大切な仲間を失ったとき
鹿の黄色な横っ腹なんぞに、二三発お見舞いしたら、ずいぶん痛快だろうねえ。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
狂気自分の残酷さに無自覚でいるとき
虫が知らすとでも言うのか、何だかこう、傍見をしているすきに何か起きそうで、どうも外へ目を向けられなかった
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
予感何か重大なことが起きる直前
私は恥じます。これからは一回一円ずつ払いなさい。
小泉節子思い出の記」(1908)
羞恥自分の価値観に反することを知ったとき
自分の幸福のために自分の個性を発展していくと同時に、その自由を他にも与えなければすまない事だと私は信じて疑わないのです。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
慈愛真の自由について考えるとき
俺がある『刹那』に『まあ、待て、お前は実に美しいから』と言ったら、君は俺を縛り上げてくれても良い。
ゲーテファウスト」(1808)
挑戦人生に賭けをするとき