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己の珠に非ざることを 惧れるが故に、 敢て刻苦して磨こうともせず
中島敦「山月記」
背景解説
自分がダイヤじゃないかもしれないと怖いから、磨く努力をしない。でも半分は「自分はダイヤだ」と信じてるから、普通の石ころと一緒にされるのも耐えられない。この矛盾、SNSで作品を出せない人、就活で本命を受けない人、告白できない人。全部この構造。
磨かなかった才能は、存在しないのと同じ。
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『山月記』の他のひとふみ
臆病な自尊心と、 尊大な羞恥心
中島敦
人間は誰でも猛獣使であり、 その猛獣に当るのが、 各人の性情だという。
中島敦
理由も分らずに 押付けられたものを 大人しく受取って、 理由も分らずに生きて行くのが、 我々生きもののさだめだ。
中島敦
この胸を灼く悲しみを、 誰かに訴えたいのだ。
中島敦
今の己が残りの人間の心を 失えば、恐らく獣としての 己の中に完全に 沈んでしまうであろう。
中島敦
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