相対性理論
アインシュタイン1916年)
評論・思想3212,708科学
あらすじ — 時間も空間も絶対ではない——20世紀最大の物理学者が語る宇宙の真実
特殊および一般相対性理論の基本概念を、分かりやすい例を交えながら解説した科学講義録。アインシュタインは、まず相対性原理について「静止する実験室」と「一定速度で動く汽車内の実験室」という身近な例で説明を始める。両者で観測される自然法則は全く同じであるという原理から出発し、従来の力学では問題なかったこの考えが、光学や電磁気学の発展によって深刻な矛盾を生むことを示す。特に光の伝播を説明するために仮定された「エーテル」という媒質の存在が、フィゾーの実験結果と理論予測の食い違いを生み、物理学者たちを困惑させた経緯を詳述する。ローレンツの静止エーテル理論は多くの現象を説明できたが、相対性原理とは根本的に矛盾していた。この行き詰まりを打開するため、アインシュタインは時間と空間の概念そのものを見直すという革命的なアプローチを提示し、従来の物理学的思考に潜む「勝手な仮定」を明らかにしていく。
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