シェア
❝
落葉の音と自分の足音とのほかには何の音もなく、 非常な静かさが四辺を領していた。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
静寂
一人で静かな場所を歩いているとき
この一文の背景を知る →
『武蔵野』を見る
シェア
❝
「会いたい見たい」の願いより外何物もありませんでした
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
切実な執着と喪失感
大切な人を失ってしまったとき
この一文の背景を知る →
『痴人の愛』を見る
シェア
❝
妹はそのとき、もう手紙の主が誰であるか知っていたのです。
太宰治「葉桜と魔笛」(1939)
衝撃、切なさ
相手に嘘がバレていたと知ったとき
この一文の背景を知る →
『葉桜と魔笛』を見る
シェア
❝
云いようのない疲労と倦怠とが、 まるで雪曇りの空のようなどんよりした影を 落していた。
芥川龍之介「蜜柑」(1919)
孤独
何もかもが退屈でうんざりするとき
この一文の背景を知る →
『蜜柑』を見る
シェア
❝
弱虫は、幸福をさえ おそれるものです。 綿で怪我をするんです。
太宰治「人間失格」(1948)
切なさ
幸せが怖いと感じるとき
この一文の背景を知る →
『人間失格』を見る
シェア
❝
壮二君は今、拙宅のつめたい地下室にとじこめられて、暗やみの中でシクシク泣いております。
江戸川乱歩「怪人二十面相」(1936)
恐怖, 悲しみ
大切な人が危険に晒されたことを知ったとき
この一文の背景を知る →
『怪人二十面相』を見る
シェア
❝
欲を捨ててしまえばいいのです。欲さえ捨ててしまえば、誰にでもすぐ使えるのです。
芥川龍之介「魔術」(1920)
皮肉、真理
何かを手に入れたいのに、その条件が矛盾しているとき
この一文の背景を知る →
『魔術』を見る
シェア
❝
されば武蔵野の美にして、 一日だも変化のない日はなかった。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
発見
毎日の変化に気づきたいとき
この一文の背景を知る →
『武蔵野』を見る
シェア
❝
そして己達に何も知れるものでないと、己は見ているのだ。それを思えば、ほとんどこの胸が焦げそうだ。
ゲーテ「ファウスト」(1808)
絶望
どれだけ勉強しても答えが見えないとき
この一文の背景を知る →
『ファウスト』を見る
シェア
❝
美しく生きたいと思います。
太宰治「女生徒」(1939)
決意
自分を変えたいと思ったとき
この一文の背景を知る →
『女生徒』を見る
シェア
❝
南無釈迦牟尼仏
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
切なさ
この世界の本質に向き合いたいとき
この一文の背景を知る →
『雨ニモマケズ』を見る
シェア
❝
天は富貴を人に与えずして、これをその人の働きに与うるものなり
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
決意
努力すれば人生が変わると信じたいとき、または努力の価値を確認したいとき
この一文の背景を知る →
『学問のすすめ』を見る
シェア
❝
この言葉を聞いた時、三四郎は真実に熊本を出たような心持ちがした。同時に熊本にいた時の自分は非常に卑怯(ひきょう)であったと悟った。
夏目漱石「三四郎」(1908)
覚醒、後悔と決意の混在、解放感
自分の過去の思考に向き合い、本当の意味で新しい世界へ踏み出したいとき
この一文の背景を知る →
『三四郎』を見る
シェア
❝
物質的な証拠なんてものは、解釈の仕方でどうでもなるものですよ。一番いい探偵法は、心理的に人の心の奥底を見抜くことです。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
驚き
真実を追求したいとき、表面的な判断に疑問を持つとき
この一文の背景を知る →
『D坂の殺人事件』を見る
シェア
❝
科学の歴史はある意味では錯覚と失策の歴史である。偉大なる迂愚者の頭の悪い能率の悪い仕事の歴史である
寺田寅彦「科学者とあたま」(1933)
勇気
失敗を恐れて挑戦できないとき
この一文の背景を知る →
『科学者とあたま』を見る
シェア
❝
くるくるまわって、それからどたっと倒れるだろうねえ。
宮沢賢治「山越え」(1921)
残酷性、無感覚さ
生き物の死を美化し、快感として語られるのを聞いたとき
この一文の背景を知る →
『山越え』を見る
シェア
❝
孤独は山になく、街にある。一人の人間にあるのでなく、大勢の人間の「間」にあるのである
三木清「人生論ノート」(1941)
孤独
人混みの中でこそ孤独を感じるとき
この一文の背景を知る →
『人生論ノート』を見る
シェア
❝
自分は、いつのまにやら、 一言も本当の事を 言わない子になっていたのです。
太宰治「人間失格」(1948)
孤独
本当の自分を隠しているとき
この一文の背景を知る →
『人間失格』を見る
シェア
❝
庄兵衛はいつも遠島を申し渡された罪人を載せて、大阪へ廻してやる事になっていたのであるが、今迄載せて来た罪人は、いずれも暗い顔をしていた。それに引きかえて喜助の顔は如何にも楽しそうで、若しかすると嬉しいのではなかろうかと思われた。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
違和感、好奇心
常識では理解できない人の態度に出会ったとき
この一文の背景を知る →
『高瀬舟』を見る
シェア
❝
『ああ、実に! なんという汚らわしい事だろう! いったい、いったいおれが……いや、これは無意味(ノンセンス)だ、これは愚にもつかぬことだ!』
ドストエフスキー「罪と罰」(0)
自己嫌悪と葛藤
老婆の家から出た直後、自分の犯行計画に気づいて苦しむとき
この一文の背景を知る →
『罪と罰』を見る