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花の香は散りにし袖にとまらねどうつらん袖に浅くしまめや
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(32 梅が枝)」
背景解説
散った花の香りは袖に残らないけれど、移る袖には薄くでも染まるだろうか。美しいものの儚さと、それでも残る微かな痕跡への願い。
失われたものは本当に跡形もないのか?
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源氏が十一歳の姫君の裳着の式を上げるために設けていたことは並み並みの仕度ではなかった。
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紫式部(与謝野晶子訳)
すべてのことは昔より悪くなっていく末世でも、仮名の字だけは近頃の方がよくなった。
紫式部(与謝野晶子訳)
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紫式部(与謝野晶子訳)
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