この美しい人たちは皆自分の一家族であるという幸福を源氏は感じた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
充実大切な人たちに囲まれた幸せを実感するとき
いやだったら、いやだったら、いやだったら!
新美南吉」(1943)
悲しみ大切な人を失う恐怖に襲われたとき
神に問う。信頼は罪なりや。
太宰治人間失格」(1948)
絶望信じていた人に裏切られたとき
感動と愛情とをこめて家族のことを考えた。
フランツ・カフカ変身」(0)
慈愛人生の最期に大切な人を思うとき
三軍も帥を奪うべし、匹夫も志を奪うべからず。
下村湖人現代訳論語」(1949)
決意信念を貫こうとするとき
自分の気持ちをほのめかしてだけでも言うことのできる母というものを玉鬘は持っていなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
切なさ本音を打ち明ける人がいないとき
人生などというものは、せめて好きな楽しみでもして暮らしてしまいたい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(21 乙女)」(1914)
無常人生の意味について考えるとき
これは経験が私たちを強いて私たちの基礎に置かせた原理の否定し難い一つの帰結なのです。
アインシュタイン相対性理論」(1916)
覚悟理論の必然的な結論を受け入れるとき
私の頭は天鵞絨の帳で囲まれた舞台であって、そこに「ナオミ」という一人の女優が登場します。
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
妄想現実逃避しているとき
昔から、人魚は不吉なものとされている。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
恐怖偏見や迷信に直面したとき
自分は前世にどんな重い罪障があってこの苦しみに堪えなければならないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
絶望理不尽な困難に直面して自分を責めてしまうとき
おまえらは、わしの心に勝ったのだ。
太宰治走れメロス」(1940)
感動相手の心を変えることができたとき
もうあとへは退けない気になっていて、再び情火を胸に燃やしながら心をこめた手紙を続いて送っていた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(20 朝顔)」(1914)
執着恋が叶わない相手への想いが抑えられないとき
美しい人が、美しい眠りについて、その眠りから、覚める暇もなく、この世の息を引き取るとき
夏目漱石草枕」(1906)
切なさ美しいものの終わりを考えるとき
私は本能的に感じた、私がもし生きるためには一日一食で十分だというのが発見されたら、人々は二食とることはなくなるだろう。
ソロー森の生活」(1854)
皮肉社会の慣習を疑問視する時
人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。
太宰治斜陽」(1947)
決意人生の意味を問われたとき
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
自由恋愛に縛られすぎていると感じるとき
世界中にたった二人の私たちがここにいるのです。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
孤独この世で自分を理解してくれるのは、ただ一人しかいないと感じるとき
飴だまは一つしかないので、お母さんは困ってしまいました。
新美南吉飴だま」(1943)
切なさどうしても解決できない問題に直面したとき
京は広い所ですから、よいこともきっとあって、安心がさせていただけると思います。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
希望困難な状況でも前向きに生きようとするとき