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努力論
幸田露伴(1912年)
約427分
170,968字
あらすじ — 「努力して努力するのは、まだ本物ではない」——明治の文豪が説く努力の真髄
幸田露伴が「努力」の本質を多角的に論じた随想集。直接の努力と間接の努力の違い、運命と人力の関係、自己革新、幸福の意味を説く。「努力すれば報われる」という単純な話ではなく、努力の質と方向性を問う。旧仮名遣いだが、語られる内容は驚くほど現代的。
この作品のひとふみ
努力して努力する、それは眞のよいものでは無い。努力を忘れて努力する、それが眞の好いものである。
幸田露伴
理智は吾人に教へて曰く、運命流行の原則は、運命其物のみ之を知る。たゞ運命と人力との關係に至つては我能く之を知ると。
幸田露伴
努力は一である。併し之を察すれば、おのづからにして二種あるを觀る。一は直接の努力で、他の一は間接の努力である。
幸田露伴
同一の自己は同一の状態を繰り返すだらう。
幸田露伴
努力して居る、若くは努力せんとして居る、といふことを忘れて居て、そして我が爲せることがおのづからなる努力であつて欲しい。
幸田露伴
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