源氏物語(08 花宴)
紫式部(与謝野晶子訳)1914年)
小説116,321源氏物語古典恋愛宮廷
あらすじ — 花の宴の夜、朧月夜との運命的な出会い
春の桜の宴で詩と舞を披露し絶賛を浴びた源氏は、酔いに任せて夜更けの宮中を歩き回る。藤壺への思いを遂げられず、弘徽殿の細殿へ足を向けると、朧月夜の歌を口ずさむ美しい女性と偶然出会い、一夜の契りを結ぶ。相手は右大臣の娘の一人だが、互いに素性を明かさぬまま別れる。後に源氏はその女性が東宮妃候補の朧月夜であることを知り、一方の朧月夜も禁断の恋に苦悩する。右大臣邸での藤の宴に招かれた源氏は、再び朧月夜と密会の機会を得ようとする。月夜に始まり月夜に続く、運命的でありながら危険な恋の物語。政治的対立を背負う家同士でありながら、抗しがたい魅力に引かれ合う二人の心情が、春の宴の華やかさと対照的に描かれる。
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