この古くて疲れ果てた街道にも生気の注ぎ入れられる日の来ることを想像した
島崎藤村破戒」(1906)
勇ましい高尚な生涯であると思います。これが本当の遺物ではないかと思う
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
これ、壮二君のおもちゃにあげてください。ぼくは人殺しなんてしませんよ。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
人生には理屈をもって説き得られぬことがたくさんある。
新渡戸稲造自警録」(1916)
楽しいことは、常に容易ならないものを、その背中に担っているはずである。
中井正一美学入門」(1941)
この世界に、論理の通らない世界のあること。
中井正一美学入門」(1941)
私が疑うということから私は有るということが帰結する。
デカルト省察」(1641)
自分が得なかった場合にはこのすぐれた人は他人の妻になっているのだと、こんなことを想像する瞬間でさえ胸がとどろいた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(31 真木柱)」(1914)
現実の世界が全く身に合わなく思われてくる。
梶井基次郎Kの昇天」(1926)
真の懐疑家はソフィストではなくてソクラテスであった。
三木清人生論ノート」(1941)
神様があの美貌に見入ってどうかなさらないかと思われるね、気味の悪い。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
その水晶の笛のような声に、嘉十は目をつぶって震え上がりました。
宮沢賢治やまなし」(1923)
本当に必要なものは実はごくわずかなのだ。
ソロー森の生活」(1854)
非人情でなくっちゃ、こうは動けませんよ
夏目漱石草枕」(1906)