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源氏物語(31 真木柱)
紫式部(与謝野晶子訳)(1914年)
小説
約38分
22,572字
源氏物語
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あらすじ — 真木柱に歌を残して去る少女の悲しみ
鬚黒の大将が玉鬘と結婚するが、正妻の北の方は嫉妬のあまり精神を病む。北の方の幼い娘・真木柱は、慣れ親しんだ柱の割れ目に歌を残して母とともに実家に去る。子供の悲しみが胸を打つ帖。
この作品のひとふみ
親の家ではあっても、良人の愛を失った女になって帰って行くことは、夫人の決心のできかねることであった。
紫式部(与謝野晶子訳)
自分が得なかった場合にはこのすぐれた人は他人の妻になっているのだと、こんなことを想像する瞬間でさえ胸がとどろいた。
紫式部(与謝野晶子訳)
あやふやな後宮の地位を与えられているようなことは、女として幸福なことではないのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)
類のないお人よしの、そして信頼のできる者は私で、他の男性のすることはそんなものでないことを経験なさったでしょう。
紫式部(与謝野晶子訳)
心にもない歎息をしながら、着がえをして、なお小さい火入れを袖の中へ入れて香をしめていた。
紫式部(与謝野晶子訳)
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