❝
私は愛することはなかなかできないけれど私は愛せねばならない。
倉田百三「愛と認識との出発」(1921)
❝
しかし東京ないし大阪のようになるということは、必ずしもこれらの都市が踏んだと同一な発達の道筋によるということではない。
芥川龍之介「魔術」(1920)
❝
本当に必要なものは実はごくわずかなのだ。
ソロー「森の生活」(1854)
❝
全く、どんな事でも起こり得るのだと思って、深く恐れた。
中島敦「山月記」(1942)
❝
私が疑うということから私は有るということが帰結する。
デカルト「省察」(1641)
❝
娘は、赤いろうそくを、自分の悲しい思い出の記念に、二、三本残していったのです。
小川未明「赤い蝋燭と人魚」(1921)
❝
人間はね、相手が狐だと分かると、手袋を売ってくれないんだよ
新美南吉「でんでんむしのかなしみ」(1935)
❝
今に自分も、あの煙突から煙になって出るのだ。
小泉節子「思い出の記」(1908)
❝
逆上は普通の人間を、普通の人間の程度以上につり上げて、常識のある者に、非常識を与える者である。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
❝
読者諸君、事件は実に面白くなって来た。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)