もどる
「いき」の構造
九鬼周造(1930年)
約125分
50,072字
あらすじ — 「いき」とは何か——日本独自の美意識を哲学的に解剖した名著
哲学者・九鬼周造が「いき」という日本独自の感覚を、媚態・意気地・諦めの三契機から哲学的に分析した画期的著作。恋愛・ファッション・芸術から建築まで、「いき」の現れ方を論じ、日本人の美意識の構造を明らかにする。「粋」と「野暮」の違いがここにある。
この作品のひとふみ
まず内包的見地にあって、「いき」の第一の徴表は異性に対する「媚態」である。
九鬼周造
「いき」の構造は「媚態」と「意気地」と「諦め」との三契機を示している。
九鬼周造
野暮は垣根の外がまへ、三千楼の色競べ、意気地くらべや張競べ
九鬼周造
模様として縞が「いき」と看做されるのは決して偶然ではない。
九鬼周造
婀娜っぽい、かろらかな微笑の裏に、真摯な熱い涙のほのかな痕跡を見詰めたときに、はじめて「いき」の真相を把握し得たのである。
九鬼周造
本文を読む →