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源氏物語(15 蓬生)
紫式部(与謝野晶子訳)(1914年)
小説
約22分
13,073字
源氏物語
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あらすじ — 荒れ果てた屋敷で待ち続けた末摘花の一途さ
源氏が須磨に退去している間、末摘花の屋敷はすっかり荒れ果てていた。それでも末摘花は源氏を待ち続け、周囲の勧めにも動じなかった。帰京した源氏は荒廃した邸を見て心を打たれ、末摘花の面倒を見ることを決める。
この作品のひとふみ
もとから荒廃していた邸はいっそう狐の巣のようになった。
紫式部(与謝野晶子訳)
またまたこんな頼りない御身分になってしまわれるなんて、悲しいことですね。
紫式部(与謝野晶子訳)
そんなことをしてはたいへんよ。世間体もあります。私が生きている間は邸を人手に渡すなどということはできるものではない。
紫式部(与謝野晶子訳)
私の言ったとおりじゃないか。どうしてあんな見る影もない人を源氏の君が奥様の一人だとお思いになるものかね
紫式部(与謝野晶子訳)
この世はこんな不公平なものなのかと思って末摘花は恨めしく苦しく切なく一人で泣いてばかりいた。
紫式部(与謝野晶子訳)
道もなき蓬をわけて君ぞこし誰にもまさる身のここちする
紫式部(与謝野晶子訳)
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