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待つ
太宰治(1942年)
小説
約5分
2,062字
孤独
自己分析
あらすじ — 誰を待っているのかも分からないまま、駅のベンチに座り続ける
省線の小さな駅で、毎日誰かを待ち続ける二十歳の女性の独白。誰を待っているのか自分でも分からない。人間が怖い、でも誰かに会いたい。戦時下の不安と孤独の中で揺れる心を、太宰治が繊細に描いた珠玉の掌編。
この作品のひとふみ
私は、人間が嫌いです。いいえ、こわいのです。
太宰治
ひょっとしたら、私は大変みだらな女なのかもしれない。
太宰治
私を忘れないでくださいませ。
太宰治
私は買い物かごを抱えて、細かく震えながら一心に一心に待っているのだ。
太宰治
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