日本一の桃太郎は犬猿雉の三匹の忠義者を召し抱えた故、鬼が島へ征伐に来たのだ。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
私は生涯にまたとあるまじき重要な地位に立っているのだから。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
新しくせねばならぬと思うところの旧いものは、未練気なく斥けてしまわねばならぬのである。
幸田露伴努力論」(1912)
人間というものは角の生えない、青白い顔や手足をした、何ともいえず気味の悪いものだよ。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
あなたが生んだという賢一郎は二十年も前に築港で死んでいる。
菊池寛父帰る」(1917)
「なくてぞ人は恋しかりける」とはこうした場合のことだろうと見えた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(01 桐壺)」(1914)
私は、できることなら京都から逃げ出して誰一人知らないような街へ行ってしまいたかった。
梶井基次郎檸檬」(1925)
もし、僕が、本当に狐になっちゃったらどうする?
新美南吉」(1943)
あの白熊のような犬が二匹、扉を突き破って室の中に飛び込んできました。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
どうです? 一つとりませんか? これも職工の肉ですがね。
芥川龍之介河童」(0)
このままの姿では、とても何千里となく遠い国へ帰ることはできません。
小川未明赤い船」(1922)
人生などというものは、せめて好きな楽しみでもして暮らしてしまいたい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(21 乙女)」(1914)
どうも鬼というものの執念の深いのには困ったものだ。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
万というからには何事でも、口入れをするのが本当です。
芥川龍之介仙人」(1922)