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桃太郎
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桃太郎
芥川龍之介(1924年)
小説
約11分
4,444字
風刺
あらすじ — 鬼ヶ島の鬼たちは、平和に暮らしていただけだった
神話的な巨大桃から生まれた桃太郎は、働くのが嫌で鬼が島征伐を決意する。犬猿雉を黍団子半分ずつで家来にするが、彼らは互いに軽蔑し合っている。鬼が島は実は美しい楽園で、平和を愛する鬼たちが暮らしていた。桃太郎一行は罪なき鬼を虐殺し、宝物を奪い取る。しかし帰郷後、鬼の復讐に悩まされ続ける。一方、鬼が島では生き残った鬼たちが復讐の爆弾を作っている。山奥の桃の木には、未来の天才たちがまだ眠っている。
この作品のひとふみ
どうも鬼というものの執念の深いのには困ったものだ。
芥川龍之介
人間というものは角の生えない、青白い顔や手足をした、何ともいえず気味の悪いものだよ。
芥川龍之介
日本一の桃太郎は犬猿雉の三匹の忠義者を召し抱えた故、鬼が島へ征伐に来たのだ。
芥川龍之介
未来の天才は、まだそれらの実の中に何人いるかも分からないまま眠っている。
芥川龍之介
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