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私の手は空っぽである。何も私は持っていない。
宮本百合子「貧しき人々の群」
背景解説
これ、めちゃくちゃリアルじゃない?頑張って理想を追いかけてきたのに、気づいたら手元に何も残ってない瞬間って、誰にでもあると思う。宮本百合子が1916年に描いたこの言葉、100年以上経った今でも刺さりまくる。
でも、空っぽの手から始まる物語こそが、実は一番強いって知ってた?
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『貧しき人々の群』の他のひとふみ
人間の住居というよりも、むしろ何かの巣といった方が、よほど適当している。
宮本百合子
おめえの世話にはなんねえぞーッ
宮本百合子
私は、お前方から指一本指される身じゃあない。
宮本百合子
私共と彼等とは、生きるために作られた人間であるということに何の差があろう?
宮本百合子
何という素晴らしい。朝だ!
宮本百合子
ほいと!ほいと!ほいとおーっ!
宮本百合子
私は思い返した。自分と彼等との間の、あの厭わしい溝は速くおおい埋めて、美しい花園をきっと栄えさせて見せる!
宮本百合子
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