私の舌の性質がそうなんですね
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(26 常夏)」(1914)
自己受容自分の欠点を指摘されたとき
安寿恋しや、ほうやれほ。厨子王恋しや、ほうやれほ。
森鷗外高瀬舟」(1916)
哀愁失ったものへの想いが溢れ出るとき
「ナオミちゃん、お前の顔はメリー・ピクフォードに似ているね」
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
憧憬映画を見た帰りに
私を取り巻く人の運命が、大きな輪廻のうちに、そろそろ動いているように思われた。
夏目漱石こころ」(1914)
予感運命の変化を感じるとき
私は寂しい人間です。
夏目漱石こころ」(1914)
孤独自分の本質を見つめるとき
風に吹かれてどこへでも行ってしまおうというのは少し軽々しい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
切なさ現実逃避したいとき
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
皮肉悪人にも筋が通っているとき
子供よりも親が大事。
太宰治魚服記」(1933)
虚勢自分を守るために強がりたいとき
まったく美しいものを美しいままで終わらせたいなどと願うことは小さな人情で、私は二十の美女を好む。
坂口安吾堕落論」(1947)
皮肉きれいごとに疲れて現実を直視したくなったとき
曖昧な立場にいて自身は苦労をし、人からは嫉妬をされなければならない自分であるらしいと玉鬘は嘆かれるのだった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
孤独自分の立場に悩んでいるとき
なんのためにわしを気の毒がるんだ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
絶望自分を哀れんでもらいたくないとき
傑出した人の行動は目に立ちやすくて気の毒だ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
同情世間の注目を浴びて生きる辛さを感じるとき
見よ、鳶は羽ばたきもせず中空から石のように落ちて来るではないか。
中島敦名人伝」(1942)
畏怖不可能を目の当たりにしたとき
金が足りぬ。良いわ。金をこしらえい
ゲーテファウスト」(1808)
決断窮地に立たされたとき
永久の未完成これ完成である
宮沢賢治農民芸術概論綱要」(1926)
覚悟何かを完璧に仕上げようとして行き詰まったとき
いったい誰が微生高を正直者などと言い出したのだ。
下村湖人現代訳論語」(1949)
皮肉偽善に気づいたとき
この絵にはお前の心が映っているぞ
谷崎潤一郎刺青」(1910)
畏怖自分の隠された本性を指摘されたとき
人間は自分が恐ろしい悪党であるという事実を徹底的に感じた者でないと、苦労人とは言えない
夏目漱石吾輩は猫である」(1905)
哲学自分を見つめ直すとき
天命は天命のままに受け取って、静かに忍従するところに道がある。
下村湖人論語物語」(1938)
静寂運命を受け入れなければならないとき
半蔵、俺はもう行くよ
島崎藤村破戒」(1906)
切なさ大切な人との永遠の別れの瞬間