神様があの美貌に見入ってどうかなさらないかと思われるね、気味の悪い。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
五十鈴川神のさかひへのがれきぬおもひあがりしひとの身のはて (晶子)斎宮(さいぐう=伊勢神宮に仕える皇女)の伊勢へ……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
あじきなき松の風かな泣けばなき小琴をとればおなじ音を弾く  (晶子)東の院が美しく落成したので、……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(18 松風)」(1914)
私はこんなにまで人から冷淡にされたことはこれまでないのだから、今晩はじめて人生は悲しいものだと教えられた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(03 空蝉)」(1914)
源氏が十一歳の姫君の裳着の式を上げるために設けていたことは並み並みの仕度ではなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
そうとは言っても露骨に反感を見せたり、軽蔑的な態度をとったりすることのないのを源氏はうれしく思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
まだ年がつり合わないなどと常識的に判断をなさって、失礼な申し出だとお思いになるでしょうか
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(05 若紫)」(1914)
けれどもそうした昔の話を読んだりすることがなければ退屈は紛れないだろうね。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(25 蛍)」(1914)
すべてのことは昔より悪くなっていく末世でも、仮名の字だけは近頃の方がよくなった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(32 梅が枝)」(1914)
皆源氏の君と恋する心がもたらした罪だ、その人への愛を今自分は根底から捨てなければならない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
中川の皐月の水に人似たりかたければむせびよればわななく    (晶子)光源氏、……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(02 帚木)」(1914)
人恋ふる涙をわすれ大海へ引かれ行くべき身かと思ひぬ     (晶子)当帝の外戚の大臣一派が極端な圧迫をして源氏に不……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(12 須磨)」(1914)