十二月の大原野行幸を機に、源氏は玉鬘の出生の秘密を明かす決意を固める。行幸の華麗な行列を見物した玉鬘は、帝の美しさに感動し、源氏が勧める宮仕えへの気持ちを新たにする。源氏は玉鬘が実は内大臣の娘であることを告白するため、彼女の裳着の儀式を計画する。
病床の大宮を見舞った源氏は、内大臣に真実を伝えたいと相談する。源氏は玉鬘を自分の娘と思い込んで養育してきたが、帝から尚侍への出仕要請があったことで調べ直し、彼女が内大臣の実子であることを確認したと説明する。大宮は驚きながらも、源氏の話に耳を傾ける。
源氏は裳着の儀式で内大臣に紐結びの役を依頼し、その際に全てを明かそうと考えている。しかし大宮の病気を理由に内大臣は辞退を申し出る。源氏は宮の生前に真相を明かすべきだと判断し、大宮を通じて内大臣との面会を求める。複雑な人間関係と政治的配慮が絡み合う中で、ついに秘密が明かされる時が近づいている。