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娘が見たくてならなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」
背景解説
父親の心境を、これ以上ないくらいストレートに表現した一文。長年行方不明だった娘の存在を知った瞬間の、抑えきれない親心が伝わってくる。短いけど重い。
親の愛って、こんなにシンプルで強いんだ。
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『源氏物語(29 行幸)』の他のひとふみ
帝は源氏の大臣にそっくりなお顔であるが、思いなしか一段崇高な御美貌と拝されるのであった。
紫式部(与謝野晶子訳)
だれよりも優秀な人臣と見えるだけである。
紫式部(与謝野晶子訳)
男は化粧した女のような白い顔をしているものではないのに、若い玉鬘の心はそれを軽蔑した。
紫式部(与謝野晶子訳)
親から子と次第に人間の価値は落ちていきまして、子は親ほどだれからも尊敬されず、愛されもしないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)
昔が思い出されて、恋しいことが胸をいっぱいにして、帰って行く気になれない。
紫式部(与謝野晶子訳)
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