西洋料理を、来た人に食べさせるのではなくて、来た人を西洋料理にして、食べてやる家ということなんだ。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
冷淡な態度を取れる者はあまりなさそうなのに源氏はかえって失望を覚えた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(06 末摘花)」(1914)
僕たちに父親てておやがあるわけはない。そんなものがあるもんか。
菊池寛父帰る」(1917)
自分の意志を中尉の意志の奴隷にするのと、あまり変わらないこと
菊池寛」(1920)
昨日の正しさが今日の誤りになる、そういう瞬間瞬間の感覚を、ペンで写して誰に見せるのか。
森鷗外舞姫」(1890)
東と西が出会い、互いに慰め合うことができるのだろう。
岡倉天心茶の本」(1906)
人は学ばなければ知識を持たず、知識がない者は愚か者である
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
この宮とだけは最も親密な交際ができたのだが、恋愛問題については話されたことがなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
自分の幸福のために自分の個性を発展していくと同時に、その自由を他にも与えなければすまない事だと私は信じて疑わないのです。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
あまりまじめ一方で、最後まで女らしく書かれていないのが悪いと思うのですよ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(25 蛍)」(1914)
どうも鬼というものの執念の深いのには困ったものだ。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
人間は永遠に堕ち抜くことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄のようではありえない。
坂口安吾堕落論」(1947)
のたれ死するには家うちは要らんからのう……
菊池寛父帰る」(1917)
こんな処にいるけれど、世帯持は上手なのよ。
永井荷風濹東綺譚」(1937)
私のために門閥制度は親の敵でございる。
福沢諭吉福翁自伝」(1899)