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清い者は清く、濁れる者は濁ったままで暮して行くより他はない。
太宰治「畜犬談」(1939)
諦念
価値観の違いから相手と分かり合えないと感じたとき
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けれども本当の幸いはいったい何だろう
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(1934)
無常
人生の目標を見失ったとき
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すべての人間が神の前においては平等であることを知らない者の人間の世界において平均化を求める傾向である。
三木清「人生論ノート」(1941)
皮肉
嫉妬心の醜さを自覚するとき
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道徳の根本概念は我と物でなく、我と汝である。
三木清「哲学入門」(1940)
深刻
道徳について考え始めるとき
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あやふやな後宮の地位を与えられているようなことは、女として幸福なことではないのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(31 真木柱)」(1914)
覚悟
人生の選択に迷うとき
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暁の別れはいつも露けきをこは世にしらぬ秋の空かな
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(10 榊)」(1914)
切なさ
永遠の別れを予感する夜明けのとき
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人は、完全なたのもしさに接すると、まず、だらしなくげらげら笑うものらしい。
太宰治「富嶽百景」(1939)
畏怖
誰かの圧倒的な存在感に触れたとき
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こんな人であるから長い年月の間忘れることもなく恋しいのであると思っていた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
恋慕
手に入らない人への想いが深まっているとき
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母ちゃん、お星さまは、あんな低いところにも落ちてるのねえ
新美南吉「手袋を買いに」(1943)
好奇心
世界の美しさに気づいたとき
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何という美しい、何というおっとりした声なんでしょう。
新美南吉「手袋を買いに」(1943)
慈愛
愛の普遍性を感じたとき
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私は生まれて五十年、人の金を一銭でも借りたことはない
福沢諭吉「福翁自伝」(1899)
誇り
金融業者との会話で
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われわれが死ぬまでにはこの世の中を少しなりとも善くして死にたいではありませんか
内村鑑三「後世への最大遺物」(1897)
慈愛
自分の人生の使命について考えているとき
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僕はいつでも僕自身だ。ただ皮は変わるだろう。
芥川龍之介「或阿呆の一生」(1927)
覚悟
変化を受け入れるとき
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泥棒がつけたのらしいということが分かった。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
安堵
原因不明の災いの理由がわかったとき
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われわれの住居だって一緒だとも思えた
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(04 夕顔)」(1914)
無常
身分や財産の差を超えて人の本質的な平等を感じたとき
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一切の無常なるものは ただ影像たるに過ぎず。
ゲーテ「ファウスト」(1808)
超越
人生の意味を深く考えるとき
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迷える子(ストレイ・シープ)——わかって?
夏目漱石「三四郎」(1908)
切望
川べりで語り合うとき
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えらい駆け落ちをしてしまったという悔いが一瞬あった。
織田作之助「夫婦善哉」(1940)
後悔
取り返しのつかないことをしたと気づいたとき
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ええ。これまでじゃ。奥様、ご免下さいまし
森鷗外「高瀬舟」(1916)
覚悟
もう絶望しかないと悟ったとき
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うき身世にやがて消えなば尋ねても草の原をば訪はじとや思ふ
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(08 花宴)」(1914)
切なさ
はかない恋に身を委ねたとき
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