私はこの小娘の下品な顔だちを好まなかった。 それからまた大きすぎる風呂敷包みが不快であった。
芥川龍之介蜜柑
背景解説
正直すぎる「私」の感情。でもこれ、電車で隣に変な人が座ったときの気持ちと同じじゃない?芥川は自分のこういう冷たさを隠さない。だからこそ、後でその感情が覆されるときの衝撃が大きい。自分の偏見に気づく瞬間って、こうやって来る。
この冷たい視線が、あるシーンで完全に崩壊する。
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