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別にこれという分別も出ない。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
無力感・孤独
困難な状況下で判断力を失ったとき、将来への不安に襲われたとき
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やっとの事でそこまで来ると、 もう遠い薄暗がりの中にも、 見覚えのある家が何軒かあった。
芥川龍之介「トロッコ」(1922)
希望
やっと安全な場所にたどり着いたとき
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善い人間は、よしや暗黒な内の促に動されていても、始終正しい道を忘れてはいないものだ
ゲーテ「ファウスト」(1808)
希望
自分の弱さに負けそうなとき
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もう、こんな事が三日も続けば、キット死んでしまう人もいます。――ちょっとでも金のある家ならば、まだ学校に行けて、無邪気に遊んでいれる年頃の私達は、こんなに遠く……
小林多喜二「蟹工船」(1929)
切なさ, 悲しみ, 決意
不公正さに怒りを感じ、声を上げたいとき
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わざわざ東京から、こんな奴を教えに来たのかと思ったら情なくなった。
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
絶望、虚無感
田舎の生徒たちの浅薄さに幻滅したとき
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「その剃刀を抜いてくれ。己(おれ)は早く死にたいのだ。」と云った。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
絶望、懇願
苦しみから解放されたいと願う人に向き合うとき
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人間の一生は地獄でございまして、寸善尺魔、とは、まったく本当の事でございますね。一寸の仕合せには一尺の魔物が必ずくっついてまいります。
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
諦観、切なさ、悲しみ
人生の不条理に直面したとき、幸せが長く続かないと感じるとき
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美しい勇気と、如何に正直の心だと云うので、ひどく賞めていました
小泉節子「思い出の記」(1908)
切なさ
枯れゆく朝顔の最期の花を見つめるとき
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女は首が関り合いのある人間のものであるかないかということは全く念頭にはないようでした。それは蒐集家の態度にすぎませんでした。
坂口安吾「桜の森の満開の下」(1947)
戦慄、狂気
人間の残酷さに直面したとき
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「おれと同じ一人ぼっちの兵十か。」
新美南吉「ごんぎつね」(1932)
共感、寂しさ
自分と同じ孤独を抱える人を見つけたとき
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天は富貴を人に与えずして、これをその人の働きに与うるものなり
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
決意
努力すれば人生が変わると信じたいとき、または努力の価値を確認したいとき
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ああ、かぶとむしや、 たくさんの羽虫が、 毎晩僕のお口のなかにはいる。
宮沢賢治「よだかの星」(1934)
罪悪感
自分の存在に罪悪感を覚えたとき
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多くの煩ひから私達を慰めて呉れる唯一のものは氣晴しといふことだ。それでありながら氣晴しほど煩はしいものも無い。
パスカル「パスカルの言葉」(1943)
気づき
SNSやゲームで時間を潰してしまうとき
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どこからともなく、口笛で軍艦マアチが聞えて来たのです。
太宰治「葉桜と魔笛」(1939)
不思議、震え
説明できない不思議な体験に遭遇したとき
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「坊や、お手々がつめたかろう。おっかさんおててをつつんであげましょうね。」
新美南吉「手袋を買いに」(1943)
母性、温かさ
無条件の愛を感じるとき
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真理はあらゆる人によって承認さるべき要求を含んでいる。
三木清「哲学入門」(1940)
厳粛
正しさについて考えたいとき
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泣声を出す力さえなくなっているのでございましょう。
芥川龍之介「蜘蛛の糸」(1918)
絶望, 虚無感
人生で完全に打ちのめされたとき、心が折れたとき
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友達として清く附き合うのと、誘惑されて又ヒドイ目に遭わされるのと、孰方(どっち)がよくって?―――あたし今夜は譲治さんを脅迫するのよ
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
誘惑, 支配欲, 悪意の喜び
相手が自分に逆らおうとするとき
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正直だから、どうしていいか分らないんだ。世の中に正直が勝たないで、外に勝つものがあるか、考えてみろ。
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
決意、信念、不器用さへの開き直り
窮地に陥ったとき、自分の弱さと向き合うとき
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暖かな日の色に染まっている蜜柑が 五つ六つ、汽車を見送った弟たちの上へ ばらばらと空から降ってきた。
芥川龍之介「蜜柑」(1919)
希望
何気ない瞬間に心を動かされたとき
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