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自分はこの人が好きだったのだという認識の上に立ってみると、二人の昔も恋しくなり
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(10 榊)」
背景解説
人って失いそうになって初めて本当の気持ちに気づくもの。源氏も今まで当たり前だと思っていた御息所の愛を、失う瞬間になって初めて「好きだった」と認識する。この遅すぎる気づきがリアルすぎる。
でも時すでに遅し、御息所の心は…
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斎宮の伊勢へ下向される日が近づけば近づくほど御息所は心細くなるのだった。
紫式部(与謝野晶子訳)
この上にいっそう苦痛を加えるだけだと思って、御息所はしいて冷ややかになっているのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)
暁の別れはいつも露けきをこは世にしらぬ秋の空かな
紫式部(与謝野晶子訳)
鈴鹿川八十瀬の波に濡れ濡れず伊勢までたれか思ひおこせん
紫式部(与謝野晶子訳)
傑出した人の行動は目に立ちやすくて気の毒だ。
紫式部(与謝野晶子訳)
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