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遠い外国で便り少い独りぽっちとなって一時は随分困ったろうと思われます。
小泉節子「思い出の記」(1908)
孤独, 切なさ
誰かが不安や孤独を感じているときに
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叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
恐怖, 絶望
助けを求めようとしても誰にも届かない無力感を感じるとき
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それから三人はそろって住居を出た。もう何カ月もなかったことだ。
フランツ・カフカ「変身」(0)
解放
苦しみから解放された喜びを感じたいとき
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良平はもう泣きたいのを我慢しながら、 一生懸命に走り続けた。
芥川龍之介「トロッコ」(1922)
孤独
泣きたいけど泣けないとき
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もう田舎へは行かない、東京で清とうちを持つんだ
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
希望
長く離れていた人との再会で、人生を変える決意をしたとき
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婀娜っぽい、かろらかな微笑の裏に、真摯な熱い涙のほのかな痕跡を見詰めたときに、はじめて「いき」の真相を把握し得たのである。
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
切なさ
人の奥深さに触れたとき
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私は生きている。――そうだ、それだけで充分じゃないか。
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
覚悟
すべてを失っても前を向くとき
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僕は何だか、出来るか出来ないか分りませんけれど、一つこの事件を探偵して見たい様な気がしますよ
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
決意, 好奇心, わくわく感
不可解な事件に直面し、それでも謎を解きたいと思ったとき
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云わば細長い腸詰めのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下っているのである。
芥川龍之介「鼻」(1916)
衝撃、違和感、不気味さ
自分の外見や身体的な特徴に悩むとき
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私はこんな風(ふう)にして生きて来たのです。始めてあなたに鎌倉(かまくら)で会った時も、あなたといっしょに郊外を散歩した時も、私の気分に大した変りはなかったのです。私の後ろにはいつでも黒い影が括(く)ッ付(つ)いていました。
夏目漱石「こころ」(1914)
孤独, 絶望
自分の人生が変わらない苦しみを感じたとき、誰かとの関係が表面的に見えるとき
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鳥も獣も一疋も居やがらん。なんでも構わないから、早くタンタアーンと、やって見たいもんだなあ。
宮沢賢治「山越え」(1921)
焦燥感、暴力衝動
獲物がいない山で、何でもいいから撃ちたい欲望に駆られたとき
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相互を残りなく解するというが愛の第一義であるということすら分らない男なのだから仕方がない
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
切なさ、失望
誰かを本当に理解してくれる人がいないと感じるとき
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奥様、あなたは、無論、とっくに御悟(おさと)りでございましょう。その私の恋人と申しますのは、余りの失礼をお許し下さいませ。実は、あなたなのでございます。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
衝撃、切実さ、絶望的な愛
隠されていた真実が明かされるとき、一方的な想いに苦しむとき
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『人間椅子』を見る
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どこからともなく、口笛で軍艦マアチが聞えて来たのです。
太宰治「葉桜と魔笛」(1939)
不思議、震え
説明できない不思議な体験に遭遇したとき
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太郎兵衛は笑いながら死んだ。
森鷗外「最後の一句」(1915)
衝撃、悲しみ
死に直面しても揺るがない人間の強さに触れたとき
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物質的な証拠なんてものは、解釈の仕方でどうでもなるものですよ。一番いい探偵法は、心理的に人の心の奥底を見抜くことです。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
驚き
真実を追求したいとき、表面的な判断に疑問を持つとき
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泣声を出す力さえなくなっているのでございましょう。ですからさすが大泥坊の陀多も、やはり血の池の血に咽びながら、まるで死にかかった蛙のように、ただもがいてばかり居りました。
芥川龍之介「蜘蛛の糸」(1918)
絶望, 無力感
どんなに強かった者も、究極の苦しみの前では無力になるとき
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理由も分らずに 押付けられたものを 大人しく受取って、 理由も分らずに生きて行くのが、 我々生きもののさだめだ。
中島敦「山月記」(1942)
諦念
人生の理不尽さを感じたとき
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心さえ自由にする修業をしたら、落雲館の生徒がいくら騒いでも平気なものではないか
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
希望
人生の不平や悩みに直面したとき
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私はこの小娘の下品な顔だちを好まなかった。 それからまた大きすぎる風呂敷包みが不快であった。
芥川龍之介「蜜柑」(1919)
切なさ
知らない人にイラッとしちゃうとき
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