生れ出づる悩み
有島武郎1918年)
小説249,662青春
あらすじ — 芸術か、生活か。北海道の漁師画家の魂の叫び
幼い竹男の家で深夜火事が発生し、愛犬ポチの鳴き声で目覚めた少年が見たのは、祖母が必死に火を消そうとする姿だった。竹男は両親を起こし、近所に知らせて回るが、家は燃え上がってしまう。橋本家に避難した竹男たち兄弟は、一夜を明かして焼け跡となった我が家に戻る。火事は泥棒の仕業と判明し、家族は狭い離れで暮らし始める。近所の人々が食事を運んでくれ、子供たちは焼け跡で宝物探しに興じるなど、意外にも楽しい日々を過ごしていた。しかし三日後、火事を知らせてくれた恩犬ポチがいないことに気づく。竹男は妹や弟と共に必死にポチを探し回るが見つからない。
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