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いかなる小事にあたっても、なにかことをなすときは、ちょっと退いて考えたい。
新渡戸稲造「自警録」(1916)
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その家を畑ごとお前にやるから、早速行って住むが良い。今頃は丁度家の周りに、桃の花が一面に咲いているだろう。
芥川龍之介「杜子春」(1920)
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自分は可憐な人を発見することができた。そこで意外な収穫を得るのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
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親がどんなものであるか、親に対する気持ちはどんなものであるか私にはわかってないのでございます
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
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自分で自分の馬鹿を承知しているほど尊く見えることはない。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
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人をばかにしていやがる、こんな所に我慢が出来るものかと思ったが仕方がない。
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
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昔の例を見ても、年が若くて官位の進んだ、そして世の中に卓越した人は長く幸福でいられないものである。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(17 絵合)」(1914)
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どうしても我ら猫族が親子の愛を全うするには人間と戦ってこれを滅ぼさねばならない。
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
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ええ。これまでじゃ。奥様、ご免下さいまし
森鷗外「高瀬舟」(1916)
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失敗をこわがる人は科学者にはなれない。
寺田寅彦「科学者とあたま」(1933)
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立派な身なりの、五十年配の奥さんが、椿屋の勝手口にお酒を売りに来て、一升三百円、とはっきり言いまして。
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
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男は化粧した女のような白い顔をしているものではないのに、若い玉鬘の心はそれを軽蔑した。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
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「私は本当に、このおかしくなったような、男の度を越したヒステリーともいうべき発作に悩まされました」
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
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鏡は自惚れの醸造器であるごとく、同時に自慢の消毒器である
夏目漱石「吾輩は猫である」(1905)
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福を惜しむ人が必ずしも福に遭うとは限るまいが、何様も惜福の工夫と福との間には関係の除き去るべからざるものがある。
幸田露伴「努力論」(1912)
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本当に人間はいいものかしら。本当に人間はいいものかしら
新美南吉「手袋を買いに」(1943)
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自分が、どのように生きるべきかを学んでいると思っている間に、自分は、どのように死ぬべきかを学んでいたのである。
レオナルド・ダ・ヴインチ「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)