曖昧な立場にいて自身は苦労をし、人からは嫉妬をされなければならない自分であるらしいと玉鬘は嘆かれるのだった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
孤独自分の立場に悩んでいるとき
自分の中にある偉大なものの小ささを感じることのできない人は、他人の中にある小さなものの偉大さを見逃しがちである。
岡倉天心茶の本」(1906)
悲しみ型にはまった評価基準に疑問を感じたとき
魂がどこかへあこがれて行ってしまう気がした。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
孤独手の届かない想いに苦しむとき
ぷつりと音を立てて切れました。
芥川龍之介蜘蛛の糸」(1918)
恐怖取り返しのつかないことをしてしまったとき
夢のような気がした。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
驚き運命的な再会に遭遇したとき
これは軽薄な花なものか。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(33 藤のうら葉)」(1914)
信頼愛を信じたいとき
安寿恋しや、ほうやれほ。厨子王恋しや、ほうやれほ。
森鷗外高瀬舟」(1916)
哀愁失ったものへの想いが溢れ出るとき
こんな月夜には、子供たちは何か夢みたいなことを考えがちでした。
新美南吉」(1943)
幻想日常を離れて特別な体験をしたいとき
時は本当の審判者でないか
菊池寛」(1920)
狂気死の淵でも譲れない想いがある時
世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
宮沢賢治農民芸術概論綱要」(1926)
決意自分だけの幸せを求めがちなとき
自分の体もまた一つの大自然であり、山あり川あり、無限の喜びと悲しみを持っている大きな天地ではないだろうか。
中井正一美学入門」(1941)
畏怖自分という存在の神秘に気づくとき
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
静寂日本文化の本質を理解したいとき
こうして私が数時間前から座っているのに、どうもまだこの部屋は空虚のようだ。
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
孤独愛する人を失った後の孤独感に襲われるとき
この世界に、論理の通らない世界のあること。
中井正一美学入門」(1941)
怒り理不尽な現実に直面したとき
青春は短い。宝石のごとくにしてそれを惜しめ。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
郷愁青春時代を振り返り、若い人にエールを送るとき
さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もう元の通りに治りませんでした。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
諦念取り返しのつかない過ちを犯してしまったとき
あなたに幸福の帰って来た今だってもやはり寂しいのでした。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(14 澪標)」(1914)
哀愁幸せなはずなのに心の底に寂しさを感じるとき
母ちゃん、目に何か刺さった。抜いて、早く早く
新美南吉手袋を買いに」(1943)
恐怖未知のことに直面したとき
もうどこへも行く先がなかったんですからな
ドストエフスキー罪と罰」(0)
絶望最後の選択肢しか残されていないとき
人は学ばなければ知識を持たず、知識がない者は愚か者である
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
覚悟学習をやめようとしたとき