人生は悲しいものだと大臣は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(21 乙女)」(1914)
哀愁予期せぬ現実を知ったとき
安寿恋しや、ほうやれほ。厨子王恋しや、ほうやれほ。
森鷗外高瀬舟」(1916)
哀愁失ったものへの想いが溢れ出るとき
世界中にたった二人の私たちがここにいるのです。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
孤独この世で自分を理解してくれるのは、ただ一人しかいないと感じるとき
もし速度が光速度に達するならば、物体は一平面に押しつぶされてしまいます。
アインシュタイン相対性理論」(1916)
驚き理論の極限を想像するとき
真上からたたきのめされて、下の漁夫の首が胸の中に、杭(くい)のように入り込んでしまった。
小林多喜二蟹工船」(1929)
驚愕理不尽な現実を客観視したとき
本当の神様はもちろんたった一人です
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
決意自分の信念を貫こうとするとき
親が大事か、わいが大事か
織田作之助夫婦善哉」(1940)
嫉妬愛する人に試されているとき
これがわしの性根なんだ
ドストエフスキー罪と罰」(0)
諦念自分の本性を認めるとき
私自身は、ナオミに惚れているのですから、どう思われても仕方がありません
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
開き直り全てを受け入れたとき
我々に直接に与えられているものは「我々」である。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
覚悟自分のアイデンティティを見つめ直すとき
けれどもそうした昔の話を読んだりすることがなければ退屈は紛れないだろうね。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(25 蛍)」(1914)
慈愛日常に飽きを感じているとき
哲学は常識の単なる延長でもなければ、科学の単なる拡張でもない。
三木清哲学入門」(1940)
誇り哲学の独自性について疑問を持ったとき
着手の処、着手の処と尋ねなければならぬ。
幸田露伴努力論」(1912)
焦燥何から始めればいいかわからず立ち止まっているとき
あなたに幸福の帰って来た今だってもやはり寂しいのでした。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(14 澪標)」(1914)
哀愁幸せなはずなのに心の底に寂しさを感じるとき
俺が死んだら、どうかお母さんを大事にしてやってくれ
夏目漱石こころ」(1914)
切なさ父が死を悟ったとき
ごんは一人ぼっちの小狐で、しだがいっぱい茂った森の中に穴を掘って住んでいました。
新美南吉ごんぎつね」(1932)
孤独人との繋がりを求めているとき
何のことはない、四畳半の座敷が書物で埋まっているのだ。
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
驚き想像を超える光景に出会ったとき
この糸にすがりついて、どこまでも登って行けば、きっと地獄から抜け出せるに違いありません。
芥川龍之介蜘蛛の糸」(1918)
希望絶望の淵で一筋の光を見出したとき
人生はかぎりなく淋しい。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
孤独人生の本質的な寂しさに直面したとき
人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。
太宰治斜陽」(1947)
決意人生の意味を問われたとき