住吉の神が導いてくださるのについて、早くこの浦を去ってしまうがよい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(13 明石)」(1914)
歌はどうして作る。じつと観み、じつと愛し、じつと抱きしめて作る。
与謝野晶子晶子詩篇全集」(1929)
僕ハ彼女ヲ酔イツブシテ寝カシテシマオウトイウ底意モアッタガ、ドウシテ彼女ハソノ手ニハ乗ラナイ。
谷崎潤一郎」(1956)
どうも鬼というものの執念の深いのには困ったものだ。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
このままの姿では、とても何千里となく遠い国へ帰ることはできません。
小川未明赤い船」(1922)
我はわが咎を知る。わが罪は常にわが前にあり
夏目漱石三四郎」(1908)
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
自由とわがままの違いは、他人に迷惑をかけるかかけないかの間にあります
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
虫が知らすとでも言うのか、何だかこう、傍見をしているすきに何か起きそうで、どうも外へ目を向けられなかった
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
こうなれば、もう誰も笑う者はないに違いない。
芥川龍之介」(1916)
私は私自身さえ信用していないのです。
夏目漱石こころ」(1914)