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あの白熊のような犬が二匹、扉を突き破って室の中に飛び込んできました。
宮沢賢治「注文の多い料理店」(1924)
希望 →
絶望的な状況から救われるとき →
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ええ。これまでじゃ。奥様、ご免下さいまし
森鷗外「高瀬舟」(1916)
覚悟 →
もう絶望しかないと悟ったとき →
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まるで蚕に食われている桑の葉のように、俺たちの身体が殺されているんだ
小林多喜二「蟹工船」(1929)
憤激 →
搾取の構造に気づいたとき →
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こうして私が数時間前から座っているのに、どうもまだこの部屋は空虚のようだ。
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
孤独 →
愛する人を失った後の孤独感に襲われるとき →
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美しく生きたいと思います。
太宰治「女生徒」(1939)
希望 →
人生に迷いを感じながらも、前向きになろうとするとき →
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今夜モ妻ハ中座シテ便所ニ隠レ、ソレカラ風呂場ヘ行ッテ倒レタ。
谷崎潤一郎「鍵」(1956)
不安 →
異常な出来事が日常化してしまったとき →
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人間というものは角の生えない、青白い顔や手足をした、何ともいえず気味の悪いものだよ。
芥川龍之介「桃太郎」(1924)
恐怖 →
普段とは逆の視点で物事を見直したいとき →
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これは、こっちの方が人気があるわい。
横光利一「蠅」(1923)
皮肉 →
みんなが迷っているとき →
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別れても影だにとまるものならば鏡を見てもなぐさめてまし
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(12 須磨)」(1914)
切なさ →
大切な人との別れが迫っているとき →
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これでよしと。でも、うまくいくかしら。万一、賊がこいつに足くびをはさまれて、動けなくなったら、さぞ楽しいだろうなあ。
江戸川乱歩「怪人二十面相」(1936)
好奇心 →
子どもらしい発想で大人に立ち向かうとき →
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それだ! それだ! それが出れば絵になりますよ
夏目漱石「草枕」(1906)
歓喜 →
長い間探していたものを見つけたとき →
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私はちょうど霧の中に閉じ込められた孤独の人間のように立ち竦んでしまったのです。
夏目漱石「私の個人主義」(1914)
孤独 →
将来への道筋が見えず迷っているとき →
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非人情でなくっちゃ、こうは動けませんよ
夏目漱石「草枕」(1906)
悟り →
人生の距離感を保ちたいとき →
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世界中にたった二人の私たちがここにいるのです。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
孤独 →
この世で自分を理解してくれるのは、ただ一人しかいないと感じるとき →
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これがおばあさまか、これがお父さんか、お母さんかと驚くほどにみんな変わっていた。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
驚き →
非常事態で身近な人の別の面を見たとき →
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勇ましい高尚な生涯であると思います。これが本当の遺物ではないかと思う
内村鑑三「後世への最大遺物」(1897)
希望 →
何も特別な才能がないと感じているとき →
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九歳の冬、父が死んだ。
室生犀星「幼年時代」(1919)
悲しみ →
人生の転機に直面したとき →
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もうあとへは退けない気になっていて、再び情火を胸に燃やしながら心をこめた手紙を続いて送っていた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(20 朝顔)」(1914)
執着 →
恋が叶わない相手への想いが抑えられないとき →
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無限なものの知覚は有限なものの知覚よりも先のものとして私のうちにある。
デカルト「省察」(1641)
畏怖 →
自分の限界を謙虚に受け入れたいとき →
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ところが満州の戦場で大規模な殺戮を始めてからは、文明国と呼ぶようになった。
岡倉天心「茶の本」(1906)
決意 →
暴力的な手段でしか評価されない現実に直面したとき →
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