僕はかわいい顔はしていたかも知れないが体も心も弱い子でした。
有島武郎一房の葡萄」(1920)
孤独自分の弱さを受け入れるとき
行くと来とせきとめがたき涙をや絶えぬ清水と人は見るらん
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(16 関屋)」(1914)
切なさ昔の想い人と偶然再会してしまったとき
死んでも守らなければならない自分を、発見することでもあるのである。
中井正一美学入門」(1941)
決意自分の真の価値に気づくとき
あなたの多情さを辛抱して、よい夫になってくださるのを待つことは堪えられない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(02 帚木)」(1914)
絶望パートナーの浮気に耐えきれなくなったとき
「ポチは死んだよ」と言った。
有島武郎生れ出づる悩み」(1918)
悲しみ大切な仲間を失ったとき
京は広い所ですから、よいこともきっとあって、安心がさせていただけると思います。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
希望困難な状況でも前向きに生きようとするとき
住吉の神が導いてくださるのについて、早くこの浦を去ってしまうがよい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(13 明石)」(1914)
希望運命の転機を迎えようとするとき
それを受けた大理石のような白い美しい手はどこにも見つかりません。
有島武郎小さき者へ」(1918)
哀愁もう二度と会えない大切な人を思うとき
あの白熊のような犬が二匹、扉を突き破って室の中に飛び込んできました。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
希望絶望的な状況から救われるとき
自分で自分がわからない気もする中将だった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(33 藤のうら葉)」(1914)
困惑恋に悩んでいるとき
鈴鹿川八十瀬の波に濡れ濡れず伊勢までたれか思ひおこせん
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
諦念遠い地へ旅立つときの決意のとき
言語は通じなくてもよい。
森鷗外最後の一句」(1915)
静寂言葉を超えた理解に気づいたとき
あんなことをなぜしてしまったんだろう。取り返しのつかないことになってしまった。もう僕は駄目だ。
有島武郎小さき者へ」(1918)
絶望大きな過ちを犯してしまい、後悔に苛まれるとき
さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もう元の通りに治りませんでした。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
諦念取り返しのつかない過ちを犯してしまったとき
そういうお前であるのなら、私はお前がもっともっと好きになるだろう。
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
慈愛愛する人の弱さを愛おしく思うとき
お前はもう帰れ。俺たちは今日は向こう泊まりだから。
芥川龍之介トロッコ」(1922)
恐怖突然一人になる不安に襲われたとき
求婚者を多数に持つ女の中の模範的な女だと源氏と内大臣は玉鬘を言っていたそうである。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
無常自分の価値を客観視するとき
現実の世界が全く身に合わなく思われてくる。
梶井基次郎Kの昇天」(1926)
孤独この世に居場所を感じられないとき
「もうからかうのはいい加減にしてくれ!何でもお前の言うことは聞く!」
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
降伏限界に達したとき
このままの姿では、とても何千里となく遠い国へ帰ることはできません。
小川未明赤い船」(1922)
諦念現実の厳しさを突きつけられたとき