子を知るは親にしかずなどというのは嘘ですよ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(21 乙女)」(1914)
驚き親の思い込みに気づいたとき
風に吹かれてどこへでも行ってしまおうというのは少し軽々しい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
切なさ現実逃避したいとき
これは無意味だ、これは馬鹿げたことだ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
混乱自分の考えを否定したくなったとき
母ちゃん、お星さまは、あんな低いところにも落ちてるのねえ
新美南吉手袋を買いに」(1943)
好奇心世界の美しさに気づいたとき
「あたしの恐ろしいことが分ったか」
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
支配力関係が逆転するとき
万というからには何事でも、口入れをするのが本当です。
芥川龍之介仙人」(1922)
決意理不尽な扱いを受けて反論したいとき
人をばかにしていやがる、こんな所に我慢が出来るものかと思ったが仕方がない。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
怒り期待と現実のギャップに直面したとき
籠や鎌は捨てておいて、子だけ持って行くのだよ
森鷗外高瀬舟」(1916)
決意愛する人のために自分を犠牲にする決断をしたとき
時には風の音や鶴の鳴き声にも驚きました
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
恐怖暗殺を恐れているとき
私がよそに行っている時、あなたは寂しいの。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
慈愛大切な人を気遣うとき
私は依然として未知の世界にいる未知の私であった。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
畏怖人生の不可解さに直面したとき
ひょっとしたら、私は大変みだらな女なのかもしれない。
太宰治待つ」(1942)
自己嫌悪自分の本心に疑いを抱くとき
人は、完全なたのもしさに接すると、まず、だらしなくげらげら笑うものらしい。
太宰治富嶽百景」(1939)
畏怖誰かの圧倒的な存在感に触れたとき
このような話を聞き、このような場所を見てきた後、これを人に語りたがらない者が果たしているだろうか。
柳田国男遠野物語」(1910)
好奇心感動した体験を誰かに伝えたいとき
私の体を、しっかり抱いてもらいたかった。
太宰治葉桜と魔笛」(1939)
切なさ人生で体験できなかったことへの憧れを感じたとき
男一匹なる句は一種爽快なる感想を人に与える。
新渡戸稲造自警録」(1916)
決意男らしさとは何かを考えるとき
始終私の心を押さえつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらか緩んで来た
梶井基次郎檸檬」(1925)
解放小さなきっかけで心が軽くなったとき
何になっても、人間らしい、正直な暮らしをするつもりです。
芥川龍之介杜子春」(1920)
決意本当の幸せに気づいたとき
さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もうもとのとおりになおりませんでした。
宮沢賢治山越え」(1921)
哀愁深く傷ついた経験の後で
天は私の希望を奪った。
下村湖人現代訳論語」(1949)
悲しみ大切な人を失ったとき