理想どおりにこの世はならないものだ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
諦観複数の愛に翻弄されて人生の理不尽さを感じたとき
社会の虫なりというような次第で、それはそれは卑劣とも何とも実に言いようのない悪い事をして少しも恥じない
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
後悔過去の行動を振り返るとき
他の人の行くことを嫌うところへ行け。他の人の嫌がることをなせ
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
覚悟困難な道を選ぶ勇気が必要なとき
一人居て眺めしよりは海人の住むかたを書きてぞ見るべかりける
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(17 絵合)」(1914)
嫉妬パートナーに隠し事があったと知ったとき
本当に人間はいいものかしら。本当に人間はいいものかしら
新美南吉でんでんむしのかなしみ」(1935)
困惑固定観念が揺らいだとき
孤独は山になく、街にある。
三木清人生論ノート」(1941)
孤独大勢の人に囲まれているのに孤独感を覚えるとき
この上にいっそう苦痛を加えるだけだと思って、御息所はしいて冷ややかになっているのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
孤独愛する人との距離を置かざるを得ないとき
ああ、なんという骨の折れる職業をおれは選んでしまったんだろう。
フランツ・カフカ変身」(0)
後悔自分の人生選択を振り返るとき
命があればこそこんなことを見聞きするのだ、前に死んだ同志の友人が気の毒だ
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
感慨日清戦争の勝利を見たとき
私は生きなかったということを発見することがないように欲したからである
ソロー森の生活」(1854)
覚醒人生の意味を探すとき
ただ私に知られていることについてのみ、私は判断を下し得る。
デカルト省察」(1641)
挑戦究極的な疑いに直面したとき
では、俺が引き剥ぎをしようと恨むまいな。俺もそうしなければ、餓死する体なのだ。
芥川龍之介羅生門」(1915)
皮肉相手の論理を逆手に取って反撃するとき
芸術をもてあの灰色の労働を燃せ
宮沢賢治農民芸術概論綱要」(1926)
希望毎日の単調な仕事に疲れ切ったとき
未来の天才は、まだそれらの実の中に何人いるかも分からないまま眠っている。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
畏怖可能性について思いを馳せるとき
春は眠くなる。猫は鼠を捕ることを忘れ、人間は借金のあることを忘れる。
夏目漱石草枕」(1906)
のどか春の陽気に包まれたとき
まだ年がつり合わないなどと常識的に判断をなさって、失礼な申し出だとお思いになるでしょうか
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(05 若紫)」(1914)
不安常識を超えた想いを告白するとき
どれだけ愛されているという自信があってその中へ出て行けるだろう
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(18 松風)」(1914)
不安新しい環境に飛び込むことを迷っているとき
人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
坂口安吾堕落論」(1947)
覚悟完璧でいることに疲れ果てたとき
私は生涯にまたとあるまじき重要な地位に立っているのだから。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
覚悟人生の重大な転機に立ったとき
認識は模写的であると同時に構成的であり、模写と構成との統一である。
三木清哲学入門」(1940)
洞察知識とは何かを深く考えるとき