源氏物語(14 澪標)
紫式部(与謝野晶子訳)1914年)
小説3319,237源氏物語古典恋愛宮廷
あらすじ — 帰京した源氏の復権と、明石の姫君の誕生
春宮の元服後、帝は譲位を決意し、源氏の子である新帝が即位する。源氏は内大臣となり、政界での地位を確立していく。一方、明石の君が女の子を出産したとの知らせが届き、源氏は深い喜びを感じる。かつて相人に「三人の子に恵まれ、そのうち帝と后が生まれる」と予言されていたことを思い出し、この姫君こそ将来の后になる運命の子と確信する。 源氏は明石の姫君のために京の乳母を手配し、自ら面会して田舎へ送り出す。明石では入道が孫の誕生を心から喜び、源氏の配慮に感激する。明石の君からは感謝の歌が送られてくるが、産後の体調は優れない。 紫の上には明石での出産について率直に話し、将来この姫君を京に迎えたいと告白する。紫の上は複雑な心境を抱きながらも、源氏の真意を理解しようと努める。物語は源氏の栄華の絶頂期と、新たな愛の形を描きながら、運命に導かれた人々の心の機微を繊細に描写していく。
この作品のひとふみ
本文を読む →