へべれけに酔っ払いたいなあ。そうして何もかも打ち壊して見たいなあ。
葉山嘉樹セメント樽の中の手紙」(1926)
怒り理不尽な現実に直面して、やり場のない怒りを抱えているとき
このことから、神が欺く者であり得ないことは十分に明らかである。
デカルト省察」(1641)
畏敬人生の根本的支えを求めるとき
何のことだろう、殿様の頭でも踏みはしないだろう。
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
疑問殿様の名前の書いた紙を踏んで叱られた時
死んで行く人は美しい。
太宰治斜陽」(1947)
哀愁別れの時が近づいたとき
もっと早く死ぬべきだったのになぜ今まで生きていたのだろう
夏目漱石こころ」(1914)
絶望人生に絶望したとき
彼自らが孤独自体でありました。
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
悟りすべてを失って本当の自分と向き合うとき
お前はもう帰れ。俺たちは今日は向こう泊まりだから。
芥川龍之介トロッコ」(1922)
恐怖突然一人になる不安に襲われたとき
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
静寂日本文化の本質を理解したいとき
これ、壮二君のおもちゃにあげてください。ぼくは人殺しなんてしませんよ。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
ユーモア悪役にも品格があることを示すとき
宮様、宮様、お馬の前にひらひらするのはなんじゃいな
島崎藤村破戒」(1906)
希望新しい時代の始まりを実感したとき
昔の例を見ても、年が若くて官位の進んだ、そして世の中に卓越した人は長く幸福でいられないものである。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(17 絵合)」(1914)
無常成功の絶頂にいるときに感じる不安
こんな夜にはきっと来るだろうと待っていたふうが見えます。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(02 帚木)」(1914)
切なさ喧嘩した恋人の元を久しぶりに訪れたとき
しかし、私の心の上には、切ないほどはっきりと、この光景が焼きつけられた。
芥川龍之介蜜柑」(1919)
驚き思いがけない美しい瞬間に出会ったとき
あの口笛も、ひょっとしたら、父の仕業ではなかったろうか
太宰治葉桜と魔笛」(1939)
疑念過去の奇跡的な出来事の真実を疑い始めたとき
子供よりも親が大事。
太宰治魚服記」(1933)
虚勢自分を守るために強がりたいとき
曖昧な立場にいて自身は苦労をし、人からは嫉妬をされなければならない自分であるらしいと玉鬘は嘆かれるのだった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
孤独自分の立場に悩んでいるとき
人と接触をせずに奥に引き入ってばかりいることも、気高いようであまり感じのいいものではない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(26 常夏)」(1914)
教訓バランスの取れた生き方を模索するとき
そしてよだかの星は燃えつづけました。いつまでもいつまでも燃えつづけました。
宮沢賢治よだかの星」(1934)
静寂永続する美しさに触れたとき
その家を畑ごとお前にやるから、早速行って住むが良い。今頃は丁度家の周りに、桃の花が一面に咲いているだろう。
芥川龍之介杜子春」(1920)
希望新しい人生を歩み始めるとき
しからばどこから私の誤謬は生じるのであろうか。
デカルト省察」(1641)
反省自分の判断ミスを振り返るとき