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このごろはモルヒネを飲んでから写生をやるのが何よりの楽しみとなっている。
正岡子規「病床六尺」
背景解説
痛みで寝たきりになった明治時代の文豪・正岡子規が、モルヒネという痛み止めを飲みながら絵を描いている場面。現代でいうなら、病院のベッドで点滴を受けながらスマホで絵を描いてSNSに投稿するような感じかも。死の淵にいても創作への情熱を失わない、そのクレイジーなまでの執念がヤバい。
でも子規がモルヒネ中毒になってまで描き続けた「写生」には、現代のクリエイターも震撼する秘密が隠されていた——。
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『病床六尺』の他のひとふみ
病床六尺、これが我世界である。
正岡子規
足あり、仁王の足の如し。足あり、他人の足の如し。
正岡子規
生きていればいいたい事はいいたいもので、毎日見るものは新聞雑誌に限っていれど、それさえ読めないで苦しんでいる時も多い。
正岡子規
梅も桜も桃も一時に咲いている、美しい岡の上をあちこちと立って歩いて、こんな愉快な事はないと、人に話しあった夢を見た。
正岡子規
半年以上もすれば梅の花が咲いて来る。果して病人の眼中に梅の花が咲くであろうか。
正岡子規
草花の一枝を枕元に置いて、それを正直に写生していると、造化の秘密が段々分って来るような気がする。
正岡子規
教育は女子に必要である。
正岡子規
写生という事は、画を画くにも、記事文を書く上にも極めて必要なもので、この手段によらなくては画も記事文も全く出来ない。
正岡子規
「病牀六尺」が百に満ちた。
正岡子規
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