篝火に立ち添ふ恋の煙こそ世には絶えせぬ焔なりけれ
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(27 篝火)」(1914)
恋慕想いを言葉にできずにいるとき
まことの雄弁は雄弁を笑う。まことの道徳は道徳を笑う。
パスカルパスカルの言葉」(1943)
皮肉偽物の美辞麗句や建前論にうんざりしているとき
俺は世間にはもういたくない。
ゲーテファウスト」(1808)
絶望全てを手に入れたはずなのに満たされないとき
声はせで身をのみこがす蛍こそ言ふよりまさる思ひなるらめ
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(25 蛍)」(1914)
切なさ言葉にできない想いを抱えているとき
それだ! それだ! それが出れば絵になりますよ
夏目漱石草枕」(1906)
歓喜長い間探していたものを見つけたとき
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
皮肉悪人にも筋が通っているとき
私、豊太郎、お前はここまで俺をだましたのか。
森鷗外舞姫」(1890)
絶望愛する人に裏切られたとき
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
自由恋愛に縛られすぎていると感じるとき
自分には、人間の生活というものがよくわからないのです。
太宰治人間失格」(1948)
困惑社会に馴染めず、人間関係に悩むとき
時はわたしが釣りに行く小流れにすぎない
ソロー森の生活」(1854)
悟り時間に追われているとき
ぷつりと音を立てて切れました。
芥川龍之介蜘蛛の糸」(1918)
恐怖取り返しのつかないことをしてしまったとき
失われたものは帰って来ない
中原中也山羊の歌」(1934)
諦念大切な何かを永遠に失ったと悟ったとき
私のお父つあんは旦さんみたいにええ男前や
織田作之助夫婦善哉」(1940)
愛嬌自分を偽って生きなければならないとき
自由とわがままの違いは、他人に迷惑をかけるかかけないかの間にあります
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
覚悟自由を履き違えて好き勝手をしそうになったとき
半蔵、俺はもう行くよ
島崎藤村破戒」(1906)
切なさ大切な人との永遠の別れの瞬間
無常の人世では、仮の別れが永久の別れになるかも知れない
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(12 須磨)」(1914)
無常人生の不確実さを痛感するとき
金が足りぬ。良いわ。金をこしらえい
ゲーテファウスト」(1808)
決断窮地に立たされたとき
私だって昔は浅草の父の屋台で、客あしらいは決して下手ではなかったのだから。
太宰治ヴィヨンの妻」(1947)
決意過去の経験を頼りに新たな挑戦に臨むとき
恋しい藤壺の宮によく似ているからだと気がついた瞬間にも、思慕の涙が熱く頬を伝わった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(05 若紫)」(1914)
切なさ忘れられない人の面影を別の人に見つけたとき
うき身世にやがて消えなば尋ねても草の原をば訪はじとや思ふ
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(08 花宴)」(1914)
切なさはかない恋に身を委ねたとき