もうあとへは退けない気になっていて、再び情火を胸に燃やしながら心をこめた手紙を続いて送っていた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(20 朝顔)」(1914)
組織のないテロリズムは、最も悪質の犯罪である。
太宰治黄金風景」(1939)
この世界に、論理の通らない世界のあること。
中井正一美学入門」(1941)
ただそこに、晴々した精進の心があるばかりであった。
菊池寛恩讐の彼方に」(1919)
天主閣は、明治の新政府に参与した薩長土肥の足軽輩に理解されるべく、あまりに大いなる芸術の作品であるからである。
芥川龍之介魔術」(1920)
ことに太ったお方や若いお方は、大歓迎いたします
宮沢賢治山越え」(1921)
読者諸君、事件は実に面白くなって来た。
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
いくかへり行きかふ秋を過ごしつつ浮き木に乗りてわれ帰るらん
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(18 松風)」(1914)
晩に新しい下駄をおろすと狐がつくというよ
新美南吉」(1943)