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ただそこに、晴々した精進の心があるばかりであった。
菊池寛「恩讐の彼方に」
背景解説
これ、めちゃくちゃ深いんだよ。過去にヤバいことしちゃった主人公が、ひたすら岩を掘り続けるっていう単純作業を通して、だんだん心が軽くなっていくシーン。罪悪感とかトラウマって、実は「何かに没頭する」ことで癒されるっていう、今のマインドフルネス的な考え方を100年前に描いてるのがすごい。
でも、この後市九郎を待ち受ける運命が、また予想外すぎるんだ...
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『恩讐の彼方に』の他のひとふみ
どうせ死ぬのだと思うと、そこに世間もなければ主従もなかった。
菊池寛
自分が主殺しの大罪を犯したことに気がついて、後悔と恐怖とのために、そこにへたばってしまった。
菊池寛
一刻も早く自分の過去から逃れたかった。彼は、自分自身からさえも、逃れたかった。
菊池寛
身のほどを知らぬたわけじゃ
菊池寛
もはや期年のうちに成就すべき大願を見果てずして死ぬことが、やや悲しまれた
菊池寛
敵と敵とが、相並んで槌を下した。
菊池寛
二十一年の大誓願、端なくも今宵成就いたした
菊池寛
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