つくづく自動車はいやだ。今日はすんでの事に殺されるところさ。
永井荷風濹東綺譚」(1937)
短い人生もああした人といっしょにいれば長生きができるだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。
太宰治ヴィヨンの妻」(1947)
信用しないって、特にあなたを信用しないんじゃない。人間全体を信用しないんです。
夏目漱石こころ」(1914)
腕のある人が、正しい道を踏んで富を積むのが、何で悪かろう。
下村湖人論語物語」(1938)
借金を返しちまったら。あなた、おかみさんにしてくれない。
永井荷風濹東綺譚」(1937)
このことから、神が欺く者であり得ないことは十分に明らかである。
デカルト省察」(1641)
君、明智君、僕のいう意味が分るでしょう。動かぬ証拠が君を指さしているのですよ。
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
私を取り巻く人の運命が、大きな輪廻のうちに、そろそろ動いているように思われた。
夏目漱石こころ」(1914)
晩に新しい下駄をおろすと狐がつくというよ
新美南吉」(1943)
人間というのは卑劣なもので、なんにでも慣れてしまうものだ
ドストエフスキー罪と罰」(0)
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)