いくそ度君が沈黙に負けぬらん物な云ひそと云はぬ頼みに
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(06 末摘花)」(1914)
恋慕相手の反応がないことにもどかしさを感じるとき
真に自己に内在的なものは超越的なものによって媒介されたものでなければならない。
三木清哲学入門」(1940)
畏怖自分の内面と外界の関係を考えるとき
主人はあばた面である。
夏目漱石吾輩は猫である」(1905)
衝撃人の第一印象を見るとき
こうなれば、もう誰も笑う者はないに違いない。
芥川龍之介」(1916)
希望ついに長年の悩みが解決したと思った瞬間
もうどこへも行く先がなかったんですからな
ドストエフスキー罪と罰」(0)
絶望最後の選択肢しか残されていないとき
こうした不用心な時に男も女も間違った運命へ踏み込むものだと源氏は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(08 花宴)」(1914)
宿命運命に翻弄されそうなとき
私には思想なんてものはありませんよ。好き、嫌いだけですよ。
太宰治黄金風景」(1939)
皮肉複雑な理屈や理論に疲れたとき
名前なんてどうでもいいじゃないか。忘れたって全然不自由はしない。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
ユーモア深刻な状況を笑い飛ばしたくなったとき
妙な偶然ですね。ちょうどその事を話していた時に、こんな報道に接するとは
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
運命的驚嘆完璧なタイミングの一致に遭遇したとき
天命は天命のままに受け取って、静かに忍従するところに道がある。
下村湖人論語物語」(1938)
静寂運命を受け入れなければならないとき
俺たちもう一文も無い。くそ。こら
小林多喜二蟹工船」(1929)
怒り絶対的な貧困に直面したとき
俺たちには、俺たちしか味方がねえんだな。初めて分かった
小林多喜二蟹工船」(1929)
覚悟頼りにしていた存在に裏切られたとき
「生」において、「美」は死滅する。しかし、「芸術」においては、死滅しない。
レオナルド・ダ・ヴインチレオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
希望創作活動の意味を問い直したいとき
魂がどこかへあこがれて行ってしまう気がした。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
孤独手の届かない想いに苦しむとき
ほんとうに長く同じであるものは悲しい目を見ます
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(20 朝顔)」(1914)
諦観長年連れ添った関係に不安を感じるとき
その水晶の笛のような声に、嘉十は目をつぶって震え上がりました。
宮沢賢治やまなし」(1923)
感動美しい歌声に心を奪われるとき
われらに罪を犯すものをわが赦すごとくわれらをも赦したまえ
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
慈愛人間関係で傷つけあった後、和解を求めるとき
昔が思い出されて、恋しいことが胸をいっぱいにして、帰って行く気になれない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(29 行幸)」(1914)
郷愁久しぶりに旧友と再会したとき
おまえはもうカムパネルラを探してもむだだ
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
諦念大切な人を失った現実を受け入れるとき
人間は堕落する。義士も聖女も堕落する。それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
坂口安吾堕落論」(1947)
覚悟完璧でいることに疲れ果てたとき