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恋しい藤壺の宮によく似ているからだと気がついた瞬間にも、思慕の涙が熱く頬を伝わった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
切なさ →
忘れられない人の面影を別の人に見つけたとき →
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どんなに私は悲しかっただろう
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(14 澪標)」(1914)
孤独 →
大切な人が他の人に心を向けていることを知ったとき →
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逢坂の関やいかなる関なれば繁きなげきの中を分くらん
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(16 関屋)」(1914)
哀愁 →
運命に翻弄される自分の人生を振り返るとき →
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女というものはうるさがらずに人からだまされるために生まれたものなんですね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(25 蛍)」(1914)
諦観 →
恋に悩んでいるとき →
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つれなさを昔に懲りぬ心こそ人のつらさに添へてつらけれ
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(20 朝顔)」(1914)
切なさ →
過去の恋の痛みを繰り返してしまうとき →
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窮屈な境遇の源氏はこうした山歩きの経験がなくて、何もかもみな珍しく面白く思われた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
解放感 →
日常の息苦しさから逃れたいとき →
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なぜ女王を宮中へ入れるようなよけいなことを自分は考えついてお心を悩ます結果を作ったのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(17 絵合)」(1914)
後悔 →
自分の善意が他者を苦しめてしまったとき →
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何事も空想したようにはいかないものであると源氏は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(06 末摘花)」(1914)
無常 →
現実を受け入れなければならないとき →
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恨めしと人を目におくこともこそ身のおとろへにほかならぬかな
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
無常 →
愛する人を憎む気持ちが自分を蝕んでいることに気づいたとき →
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皆源氏の君と恋する心がもたらした罪だ、その人への愛を今自分は根底から捨てなければならない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
絶望 →
愛することの罪深さに気づき、諦めを決意したとき →
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そして私は姫君の顔を見ないでいるのだね
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(18 松風)」(1914)
切なさ →
愛する人との別れを前にしているとき →
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紫のかがやく花と日の光思いあわざることわりもなし (晶子)どの天皇様の御代だったか、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(01 桐壺)」(1914)
冒頭 →
書き出し →
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末遠き二葉の松に引き分かれいつか木高きかげを見るべき
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(19 薄雲)」(1914)
哀愁 →
愛する子どもを手放さなければならないとき →
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雁なくやつらをはなれてただ一つ初恋をする少年のごと (晶子)春になって女院の御一周年が過ぎ、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(21 乙女)」(1914)
冒頭 →
書き出し →
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だれよりも優秀な人臣と見えるだけである。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
失望 →
理想と現実のギャップに直面したとき →
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人よりはすぐれた風采のこの公子も、源氏のそばで見ては桜に隣った深山の木というより言い方がない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
美への憧憬 →
自分の美しさに自信を持てないとき →
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あなたの多情さを辛抱して、よい夫になってくださるのを待つことは堪えられない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(02 帚木)」(1914)
絶望 →
パートナーの浮気に耐えきれなくなったとき →
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私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(30 藤袴)」(1914)
慈愛 →
形式的な会話の中に真心を込めたいとき →
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風に吹かれてどこへでも行ってしまおうというのは少し軽々しい。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(28 野分)」(1914)
切なさ →
現実逃避したいとき →
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まだ年がつり合わないなどと常識的に判断をなさって、失礼な申し出だとお思いになるでしょうか
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
不安 →
常識を超えた想いを告白するとき →
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