人よりはすぐれた風采のこの公子も、源氏のそばで見ては桜に隣った深山の木というより言い方がない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
春みじかし何に不滅ふめつの命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
与謝野晶子みだれ髪」(1901)
お前さんは真っ先に私の肥料になったんだねえ
谷崎潤一郎刺青」(1910)
おれは食欲があるが、あんなものはいやだ。
フランツ・カフカ変身」(0)
ごんは一人ぼっちの小狐で、しだがいっぱい茂った森の中に穴を掘って住んでいました。
新美南吉ごんぎつね」(1932)
あきれるとともにくやしくてならない心になったが、人違いだとも言えず困った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(03 空蝉)」(1914)
じゃ、いいことを教えて上げるわ。水道の水を頭からザッと浴びるといいわ
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
今まで仲のよかった旅人が仲が悪くなり、相手の友情を信用しなくなります。
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
心にもない歎息をしながら、着がえをして、なお小さい火入れを袖の中へ入れて香をしめていた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(31 真木柱)」(1914)
本当に必要なものは実はごくわずかなのだ。
ソロー森の生活」(1854)
時はわたしが釣りに行く小流れにすぎない
ソロー森の生活」(1854)
人は一つの葦に過ぎない。その性質において最も弱い葦だ。しかし彼は考える葦だ。
パスカルパスカルの言葉」(1943)
嘉十は本当に自分の耳を疑いました。
宮沢賢治やまなし」(1923)
どうも鬼というものの執念の深いのには困ったものだ。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
「あんなものを熱心に見物する女はみんな間違っている」
夏目漱石三四郎」(1908)