死の旅にも同時に出るのがわれわれ二人であるとあなたも約束したのだから
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(01 桐壺)」(1914)
恋慕愛する人を失いそうになって、一緒にいたいと切望するとき
私がいなくなっても、もう姉さんたちは一生遊んで暮せるでしょう。
太宰治畜犬談」(1939)
哀愁自分の役目が終わったと感じ、去り際を考えているとき
愛されれば愛されるほど苦しみがふえる風だった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(01 桐壺)」(1914)
切なさ深く愛されているのに、その愛ゆえに孤立し、苦悩しているとき
それだ! それだ! それが出れば絵になりますよ
夏目漱石草枕」(1906)
歓喜長い間探していたものを見つけたとき
どうか私をあなたの所へ連れて行って下さい。焼けて死んでもかまいません。
宮沢賢治よだかの星」(1934)
切望絶望から希望を見出そうとするとき
白桃の花だと思います
泉鏡花高野聖」(1900)
恋慕美しいものに心を奪われたとき
私はこんなにまで人から冷淡にされたことはこれまでないのだから、今晩はじめて人生は悲しいものだと教えられた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(03 空蝉)」(1914)
孤独恋に破れたとき
神に問う。信頼は罪なりや。
太宰治人間失格」(1948)
絶望信じていた人に裏切られたとき
別るとてはるかに言いしひと言もかえりて物は今ぞ悲しき
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(17 絵合)」(1914)
哀愁昔の約束や言葉を思い出して切なくなるとき
ああああ、もう少しの間だ
夏目漱石三四郎」(1908)
絶望夜の孟宗竹藪で
私は、人間が嫌いです。いいえ、こわいのです。
太宰治待つ」(1942)
恐怖人との関係に悩んでいるとき
私を取り巻く人の運命が、大きな輪廻のうちに、そろそろ動いているように思われた。
夏目漱石こころ」(1914)
予感運命の変化を感じるとき
この世はこんな不公平なものなのかと思って末摘花は恨めしく苦しく切なく一人で泣いてばかりいた。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(15 蓬生)」(1914)
絶望世の中の理不尽に打ちのめされているとき
良平はほとんど有頂天になった。
芥川龍之介トロッコ」(1922)
喜び子供時代の純粋な楽しさを思い出したいとき
命があればこそこんなことを見聞きするのだ、前に死んだ同志の友人が気の毒だ
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
感慨日清戦争の勝利を見たとき
そこで考え出したのは、道化でした。
太宰治人間失格」(1948)
諦念人間関係で苦しみ、生き延びる手段を見つけたとき
そんなことをするくらいなら、私はもう死んだ方がましです。
宮沢賢治よだかの星」(1934)
決意理不尽な要求に屈することを拒むとき
私たち、これから本当に生きられるだけ生きましょうね……
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
決意絶望的な状況でも前向きに生きようと決意するとき
何事も空想したようにはいかないものであると源氏は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(06 末摘花)」(1914)
無常現実を受け入れなければならないとき
さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もうもとのとおりになおりませんでした。
宮沢賢治山越え」(1921)
哀愁深く傷ついた経験の後で