あなたが生んだという賢一郎は二十年も前に築港で死んでいる。
菊池寛父帰る」(1917)
決意過去と決別したいとき
他の人の行くことを嫌うところへ行け。他の人の嫌がることをなせ
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
覚悟困難な道を選ぶ勇気が必要なとき
何というまばゆさでしょう。私の目を射抜こうとするのは。
森鷗外舞姫」(1890)
驚き新しい世界に足を踏み入れるとき
ただ私に知られていることについてのみ、私は判断を下し得る。
デカルト省察」(1641)
挑戦究極的な疑いに直面したとき
このままの姿では、とても何千里となく遠い国へ帰ることはできません。
小川未明赤い船」(1922)
諦念現実の厳しさを突きつけられたとき
雑木でも束になっていれば心丈夫ですから。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
ユーモア群れることの心理を理解したとき
これは無意味だ、これは馬鹿げたことだ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
混乱自分の考えを否定したくなったとき
この山を旅する方は皆、大風のような音をどこかで聞きます。
泉鏡花高野聖」(1900)
哀愁故郷を想うとき
現実は我々に対してあるというよりも、その中に我々があるのである。
三木清哲学入門」(1940)
驚き世界を客観視しようとしているとき
私たち、これから本当に生きられるだけ生きましょうね……
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
決意絶望的な状況でも前向きに生きようと決意するとき
男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と、戦ってばかりいるのです。
太宰治ヴィヨンの妻」(1947)
恐怖男性の内面の苦しみを理解しようとするとき
侍はそれを舟のへりに乗せ、刀でぱちんと二つに割りました。
新美南吉飴だま」(1943)
驚き予想外の優しさに出会ったとき
あなたのことなどといっしょにするのは間違いですよ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
狼狽図星を突かれて慌てるとき
何でも人間の行くべき所は江戸に限る。
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
決意長崎を離れる時
自分は前世にどんな重い罪障があってこの苦しみに堪えなければならないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
絶望理不尽な困難に直面して自分を責めてしまうとき
水と建築とはこの町に住む人々の常に顧慮すべき密接なる関係に立っているのである。
芥川龍之介魔術」(1920)
覚悟環境と調和した生き方を考えるとき
私は恋というものを(たびたび申し上げたように)あまり好ましく思わないようになっているのです。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
諦念愛について深く考え抜いた末に到達した境地
多くの人々は一度も本当の自分に巡り合わずに死んでいっているのである。
中井正一美学入門」(1941)
哀愁人生の意味を問い直すとき
もはや期年のうちに成就すべき大願を見果てずして死ぬことが、やや悲しまれた
菊池寛恩讐の彼方に」(1919)
無常長年の夢がもう少しで叶うというとき
これはまあ、何という恐ろしい事実であろう。
江戸川乱歩人間椅子」(1925)
恐怖信じられない真実に直面したとき