❝
血という奴はとにかく特別な汁ですからね。
ゲーテ「ファウスト」(1808)
❝
まるで蚕に食われている桑の葉のように、俺たちの身体が殺されているんだ
小林多喜二「蟹工船」(1929)
❝
「もうからかうのはいい加減にしてくれ!何でもお前の言うことは聞く!」
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
❝
私は、今夜、殺される。殺されるために走るのだ。
太宰治「走れメロス」(1940)
❝
おれは食欲があるが、あんなものはいやだ。
フランツ・カフカ「変身」(0)
❝
私は、お前方から指一本指される身じゃあない。
宮本百合子「貧しき人々の群」(1916)
❝
半年以上もすれば梅の花が咲いて来る。果して病人の眼中に梅の花が咲くであろうか。
正岡子規「病床六尺」(1902)
❝
私は黙って俯向うつむいていた。何を言っても駄目だ。何も言うまいと心で誓った。
室生犀星「幼年時代」(1919)
❝
今まで仲のよかった旅人が仲が悪くなり、相手の友情を信用しなくなります。
坂口安吾「桜の森の満開の下」(1947)
❝
人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。
太宰治「斜陽」(1947)
❝
春みじかし何に不滅ふめつの命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
与謝野晶子「みだれ髪」(1901)
❝
私、豊太郎、お前はここまで俺をだましたのか。
森鷗外「舞姫」(1890)
❝
媚態とは、一元的の自己が自己に対して異性を措定し、自己と異性との間に可能的関係を構成する二元的態度である。
九鬼周造「「いき」の構造」(1930)
❝
ここが目的の場所よ。潤ちゃん、あんた何を見ても、声を立てたりしちゃいけませんよ。
江戸川乱歩「黒蜥蜴」(1934)
❝
音楽にこんなに心を奪われていても、彼は動物なのだろうか。
フランツ・カフカ「変身」(0)
❝
愛されたい願いが善い願いならば事実として愛されなくとも、死ぬまで依然として愛されたいと願うべきである。
倉田百三「愛と認識との出発」(1921)
❝
人間三百六十五日、何の心配もない日が、一日、いや半日あったら、それは幸せな人間です。
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)