そりゃもう、僕にくらべたら、どんな男でも、あほらしく見えるんだからね。
太宰治」(1947)
ユーモア自分の価値を客観視したいとき
他の人の行くことを嫌うところへ行け。他の人の嫌がることをなせ
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
覚悟困難な道を選ぶ勇気が必要なとき
俺は世の中を駆けて通った。そしてあらゆる歓楽を、髪を掴んで引き寄せるようにした。
ゲーテファウスト」(1808)
激情人生を振り返って生き方を語るとき
信用しないって、特にあなたを信用しないんじゃない。人間全体を信用しないんです。
夏目漱石こころ」(1914)
絶望人間不信の深淵を覗くとき
これは福沢という正体が現れては、たった一発と、安い気はしない
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
緊張敵地に紛れ込んだとき
よく費やされた日が、幸福な眠りをもたらすように、よく用いられた生は、幸福な死を将来する。
レオナルド・ダ・ヴインチレオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
静寂人生の終わりについて考えるとき
われはわが、親しさにはあらんと願えば
中原中也山羊の歌」(1934)
慈愛人への優しさを取り戻したいとき
年が行ってしまうと恥ずかしい目にあうものです。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(20 朝顔)」(1914)
羞恥年齢にそぐわない行動をして後悔するとき
靴なしじゃ子供を教えにも行かれない
ドストエフスキー罪と罰」(0)
無常貧困の現実を語るとき
「厨子王」という叫びが女の口から出た。二人はぴったり抱き合った。
森鷗外高瀬舟」(1916)
喜び奇跡的な再会を果たしたとき
何事も無力な母のそばにおりましては気の毒でございます。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(19 薄雲)」(1914)
自己犠牲自分の力不足を痛感するとき
逢坂の関やいかなる関なれば繁きなげきの中を分くらん
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(16 関屋)」(1914)
哀愁運命に翻弄される自分の人生を振り返るとき
傑出した人の行動は目に立ちやすくて気の毒だ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
同情世間の注目を浴びて生きる辛さを感じるとき
時代に順応しようとする人ばかりですから、昔のことを言うのに話し相手がだんだん少なくなってまいります。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(11 花散里)」(1914)
孤独価値観の変化に取り残されたような寂しさを感じるとき
言語は通じなくてもよい。
森鷗外最後の一句」(1915)
静寂言葉を超えた理解に気づいたとき
だれよりも優秀な人臣と見えるだけである。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(29 行幸)」(1914)
失望理想と現実のギャップに直面したとき
僕の魂のアフリカはどこまでもぼうぼうと広がっている。
芥川龍之介或阿呆の一生」(1927)
畏怖自分の内面の深さを恐れるとき
「いき」の研究は民族的存在の解釈学としてのみ成立し得るのである。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
決意学問研究の方法論について考えるとき
虫が知らすとでも言うのか、何だかこう、傍見をしているすきに何か起きそうで、どうも外へ目を向けられなかった
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
予感何か重大なことが起きる直前
人をばかにしていやがる、こんな所に我慢が出来るものかと思ったが仕方がない。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
怒り期待と現実のギャップに直面したとき